拠点・施設日本GLP(東京都港区)は14日、大阪府茨木市で延床面積32万平方メートルの大型物流施設「GLPアルファリンク茨木」の開発を行うと発表した。相模原市と千葉県流山市の施設に続く第3弾で、関西では初めての「アルファリンク」となる。
南目垣・東野々宮地区で実施される土地区画整理事業の敷地内に、3棟の物流施設を建設する。2023年1月から順次着工し、全棟の完成は25年7月になる見込み。投資総額は675億円に上る。同事業では商業施設の併設も計画しているため、物流の中心としてだけではなく、地域のコミュニティやビジネスの舞台となる「まちづくり」を目指すという。
3棟の詳細については発表していないが「物流企業のオペレーションを支援する主要な機能を実装」する考え。また、大阪の物流の中心地に位置することから、トラックターミナルの誘致やさまざまな企業の利用を見込み、「入居企業間、そして日本GLPの幅広いカスタマー企業との連携を支援することで、物流の効率化を図る」としている。
敷地面積は13万5000平方メートルで、名神高速道路、近畿自動車道、中国自動車道の結節点となる「吹田ジャンクション」からは6.2キロ。幹線道路の府道14号に面し、近隣にはトラックターミナル、卸売市場、鉄道貨物ターミナルなどが集まるなど、物流拠点としての好条件が揃っているという。また、人口密集地の北摂エリアに立地することから、雇用確保の面でも優れるとしている。