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物流合理化賞、21年度は日通・NPロジなど2社

2021年6月18日 (金)

認証・表彰日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は18日、2021年度の「物流合理化賞」の受賞事例2件を発表した。物流センターなどの現場の改善が対象の「物流業務部門」では日通・NPロジスティクス(大阪府摂津市)を、複数の物流業務や工程を改善する「物流管理部門」ではホンダアクセス(埼玉県新座市)を、それぞれ表彰した。

日通・NPロジスティクスの取り組みは「IEによるムダな動作を徹底的に排除、“考動”する現場へ変革 ~効率的なユニットロード実現に向けた庫内荷役の生産性向上~」。論理的な分析によって生産性を向上するIE(インダストリアル・エンジニアリング)の手法を用いて、庫内荷役工程の工数などを大幅に改善したほか、現場スタッフが「考動」する自発的な改善活動サイクルを定着させたことを評価した。

ホンダアクセスの取り組みは「北海道地区用品供給モーダルシフトの実現」で、北海道地区への用品供給を、すべて空輸からJR貨物による鉄道輸送に変更し、輸送コストと二酸化炭素排出の両方を削減したことを評価した。

そのほかには「物流合理化努力賞」として6件の取組事例を表彰した。受賞企業と受賞事例は以下の通り。

■物流業務部門(5件)
アサヒロジ「ロット切り替え指示のマクロ化」
SBS東芝ロジスティクス「ピッキング工程のムダ取り改善」
F-LINE「冷凍食品物流における倉庫生産性の向上」
コーセル「出荷波動に対応できる物流体制の構築~出荷作業の平準化~」
山村ロジスティクス「4Sフロアソリッド部門の生産性向上」

■物流管理部門(1件)
SBSリコーロジスティクス「RPAを活用した庫内業務の省人化」