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三井倉庫、「関東P&Mセンター」B棟が完成

2021年6月21日 (月)

▲「関東P&MセンターB棟」の外観(出所:三井倉庫)

メディカル三井倉庫ホールディングスは21日、三井倉庫が埼玉県加須市で稼働中の関東P&Mセンターの同一敷地内にで建設していたII期施設(B棟)が完成したことを明らかにした。「P&Mセンター」は「ファーマ&メディカルセンター」を意味する、同社のヘルスケア専用施設のブランド名。

7月から日本ベクトン・ディッキンソン(日本BD、東京都港区)とそのグループ企業のメディコン(大阪市中央区)が、国内物流を一元管理する新たな東日本拠点として使用する。三井倉庫が手がける2社の流通管理の一元化プロジェクトとしては、すでに稼動済みの「関西P&Mセンター」と「関東P&Mセンター 平和島倉庫」に続く3拠点目で、新たな東日本拠点の稼動により、拠点再編は完了する。

▲施設内部(出所:三井倉庫)

同施設は地上4階建てで、延床面積は2万3580平方メートル。倉庫は3層で、冷蔵・常温・室温の3温度帯に対応する。包装・表示などの流通加工を受託できる体制を整備するとともに、東北自動車道と首都圏中央連絡自動車道から近い立地を活かし、共同配送などにも取り組み、輸配送を合理化する考え。国土交通省からは、物流総合効率化法の物流効率化計画としての認定を取得しているという。

なお、同施設は自家消費型太陽光発電装置などを採用し、環境負荷へも配慮する考え。また、免震構造や常用電源なども導入し、持続可能なサービスの構築に取り組むという。

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