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野村不の「Landport多摩」着工、楽天が1棟使用

2021年6月21日 (月)

EC野村不動産は21日、東京都八王子市で物流施設シリーズ「Landport」(ランドポート)の27棟目の物件となる「Landport多摩」の建設工事を開始したと発表した。同市では「Landport八王子I・II」に続く3棟目の物件で、完成は来年6月を見込む。

▲「Landport 多摩」完成予想図(出所:野村不動産ホールディングス)

楽天グループが1棟借りし、物流拠点とする。運営は、7月に楽天と日本郵便が共同で設立するJP楽天ロジスティクスが担う。

敷地面積は4万9452平方メートル(1万4959坪)で、建屋はワンフロア7000坪の2層構造。1階はノンブレース工法を採用し、全面シャッターとすることでオペレーションを効率化する。大型車が40台同時接車できるバースを設けるほか、電気自動車の充電ステーションや、庫内照明制御システムなども導入する。

▲周辺地図(出所:野村不動産ホールディングス)

同施設は国道16号に近く、圏央自動車道の相模原インターチェンジ(IC)からは8.5キロで、中央自動車道の八王子ICからは11.3キロ。JR横浜線や京王線など3路線が乗り入れる最寄りの橋本駅からは1.8キロで、同駅からのバスは豊富に運行されているという。半径3キロ以内の生産労働人口は12万3000人を超える。

なお、野村不動産はことし4月からの2年間で850億円を投じ、「Landport」の新たな施設を9棟開発する計画。延床面積の合計は11万8000坪に及ぶ。