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運送業20年賃金、コロナ禍で前年比4.4%減少

2021年7月1日 (木)

調査・データ全日本トラック協会は、2020年度のトラック運送事業の賃金と労働時間にかかる実態調査の結果を公表した。新型コロナウイルス感染症の拡大を受けた事業の停滞などを反映し、支給額は全体として前年を割り込む厳しい内容となった。

運転者や事務員などを含めた全職種の平均賃金は月額31万6600円で、前年比4.4%減少した。賞与を合算した平均額は36万円でこちらも前年比6.2%減少した。運転者のみの平均賃金は、男性が33万100円で前年比4.8%減少、女性は27万5800円で逆に1.7%増加。女性ドライバーの待遇改善の成果と見られる。

業種別では、特積が全職種平均で31万4800円で前年比6.6%減、一般は31万7600円で2.1%減だった。

調査は、2020年5月から7月の月額平均賃金について、前年実績と比較した。