コープあいち、配達コース最適化実験で具体的成果

フード日本生活協同組合連合会（日本生協連）は15日、2021年度の重点施策である、生協の横断的な取り組み「DX-CO・OPプロジェクト」の進捗について発表した。コープあいち（名古屋市名東区）での配達コース最適化実験について、配達時間や走行距離の短縮効果が確認された。

全国生協での宅配コース設計は、現場管理者の手作業やシステムで行われており、業務の効率化が求められている。コープあいちはことし5月より、「三好センター」（愛知県みよし市）で、AI（人工知能）ソリューションを使って設計したコースによる配達時間や走行距離の計測実験を実施。配達コース数を3つ（13.6%）減らせたほか、配達時間を22時間34分（15.0％）、走行距離を54キロメートル（9.7％）、それぞれ削減できた。