ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ウェザーニューズ、熱中症情報APIの提供開始

2021年7月20日 (火)

国内ウェザーニューズ(千葉市美浜区)は20日、「熱中症情報API」の提供を開始した。業界最高レベルの空間解像度をもとに、独自に算出した4段階の熱中症危険度情報をAPIで提供するもので、提供期間は7月から9月まで。情報は1日に5回更新する。

同社によれば、企業システムとの連携が容易な点が特徴で、ユーザー企業は必要な地点の緯度と経度を設定することにより、任意のタイミングでデータを自動取得することが可能。熱中症リスクの高い作業員などに向けて、休憩や水分補給、扇風機の活用を呼びかけるなど、予防策に活用することができる。

また、ユーザー企業は熱中症情報と熱中症搬送者数のデータを組み合わせることで、AIを用いた搬送者数予測などのシステム開発に利用することもできる。なお、今夏は平年よりも厳しい暑さとなり、7月下旬から8月初めと、8月下旬に暑さのピークを迎える見込み。

倉庫では大規模化の進展とともに空調設備の導入も広がっているが、熱中症対策を誤ると真夏の繁忙期に現場を止めることにもなりかねず、物流企業にとって事前の対策が重要性を増している。