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ウェザーニューズ、気象情報アプリのBtoB版提供

2024年8月28日 (水)

(出所:ウェザーニューズ)

環境・CSRウェザーニューズ(千葉市美浜区)は28日、工場や物流倉庫の安定操業を支援するため、「ウェザーニュース for business」工場版の提供を開始したと発表した。本サービスは、工場周辺の落雷や大雨、強風、河川水位の上昇、熱中症などの気象リスクを即時に通知し、製造ラインの安定した運営を確保することを目的としている。

工場では、落雷や大雨、強風による停電や排ガスの拡散といった気象リスクが生産活動に大きな影響をおよぼす。ウェザーニューズはこれに対応するため、気象情報を工場専用にカスタマイズしたサービスを開発した。具体的には、工場周辺での落雷が30キロ圏内で発生した場合に「注意」、10キロ圏内で「警戒」のアラートを発信する仕組みを導入している。このアラート機能により、工場管理者は、72時間先までの降水量や雨雲レーダーの情報を活用し、計画的な操業停止や自家発電への切り替えを迅速に行うことが可能となる。

さらに、今回の発表では、「ウェザーニュース for business」工場版の契約者を対象に、2024年9月30日までの申し込みで気象IoTセンサー「ソラテナPro」を1年間無償で提供するキャンペーンも実施される。「ソラテナPro」は、気温、湿度、気圧、雨量、風向、風速、照度の7要素を1分ごとに観測できるセンサーであり、リアルタイムでの気象データの取得が可能だ。

同センサーの導入により、工場管理者は予報と実測データの両方を活用して、より精度の高いリスク管理ができる。例えば、予報をもとに事前準備を行い、実際の観測データで最終判断するなど、柔軟な対応が可能になる。このサービスの提供により、工場や物流倉庫での安全管理が一層強化されると期待されている。

今回の新サービスは、落雷、大雨、強風、熱中症などの気象リスクから工場の安定操業を守るためのものだ。工場管理者や作業者が、どこにいてもリアルタイムで同じ情報を確認できることで、迅速な対応が可能となり、製造ラインの停止リスクを最小限に抑えることができる。また、現場の気象リスクに即応するため、ピンポイントな気象情報を提供するアプリ画面も用意されている。

さらに、今回のキャンペーンで提供される「ソラテナPro」は、気象情報の専門企業であるウェザーニューズとセンサー開発のオムロンが共同で開発した製品であり、1分ごとに大雨や強風を観測する機能を備えている。小型で設置が容易なため、電源を入れるだけで即座に観測が開始できるという利便性も特徴だ。これにより、工場や物流施設の運営で、より迅速かつ正確な気象リスク管理が可能になる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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