三菱商事ロジ、船腹予約の効率化システムを開発

サービス・商品三菱商事ロジスティクスは21日、次世代の船腹予約プラットフォーム「e-Forwarding」を稼働したと発表した。荷主とNVOCC（非船舶運航業者）、コンテナ船社のデータ連携により、船腹予約から貨物動静確認までの一連の業務を、ウェブサイト上で一元的に管理できるのが特徴。船腹予約業務の効率化を推進する。

米Trade Tech Japanと共同で、同社が手掛けるアプリケーションの機能を拡張することで、プラットフォームの開発につなげた。取り扱い対象は通常貨物をはじめDRYコンテナやReeferコンテナ、危険品貨物まで幅広い。

従来の船腹予約業務は、荷主からの輸送依頼に対し、NVOCCは船社ごとに本船スケジュールを検索して船腹予約を行い、予約状況をその都度、荷主に連絡するなど、煩雑な作業が多く課題となっていた。

「e-Forwarding」は、ウェブサイト上で荷主から依頼を受け、NVOCCで必要な情報を追加して船社に船腹予約を行う。船社側の予約確認やブッキング番号の取得、貨物動静情報なども自動更新され、船腹予約に関わる情報の一元管理が可能になった。船社のスケジュール検索や貨物動静の確認も常時可能で、荷主とNVOCCの双方で生産性の向上につなげられるという。