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横浜冷凍がうなぎ生産へ、宮崎で養殖場取得

2021年7月28日 (水)

▲一ノ瀬川から得られる伏流水がうなぎの養殖に適合(出所:横浜冷凍)

国内横浜冷凍は27日、宮崎市で敷地面積1ヘクタールのうなぎ養殖場を取得したと発表した。原田穂積商店(同市)が運営する「原田養鰻場」の一部を取得したもので、同社グループとして初めて国産うなぎの養殖事業に参入する。

完全自社養殖による高品質のうなぎを安定的に生産し、年間生産量は100トン程度を見込むという。なお、同社は2018年から国産うなぎブランド「三つ葉亭」を展開し、原田養鰻場に生産委託したうなぎなどを全国のスーパーや量販店で販売している。

宮崎県は鹿児島県と愛知県に次ぐうなぎの養殖生産地で、20年度の生産量は2856トン。取得した養殖場のある宮崎市佐土原町は、1年を通して気候が温暖で、一ノ瀬川の良質な伏流水が得られることから、うなぎに養殖に適しているという。