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独マン、拠点間輸送の完全自動化で科学的根拠確立

2021年7月28日 (水)

(出所:マン)

国際ドイツのマンは現地時間の27日、同国南部のウルム・ドルンシュタットの物流ターミナルやコンテナデポを結ぶ、トラック輸送の完全自動化の科学的根拠がこのほど確立されたと発表した。

ドイツ鉄道やフレゼニウス応用科学大学などと取り組むプロジェクト「ターミナル運用における自律的イノベーション」(ANITA)の成果で、マンは「鉄道によるインターモーダル輸送を、より効率的で柔軟に編成することができるようになった。気候変動に配慮した輸送の促進も可能だ」とコメントしている。

現地の報道などによると、ドイツでは2月に閣議決定された道路交通法改正案により、特定分野に限定して公道でのレベル4(ドライバーが全く関与しない状態の走行)の自動運転が可能になる見込み。同国政府は早ければ2022年までの施行を目指しており、施行されればドイツは研究・実験目的ではではない通常走行で「公道でのレベル4が可能な世界初の国」となる。