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日本ハネウェル、低温作業向けCO2検知器を発売

2021年7月28日 (水)

(出所:日本ハネウェル)

サービス・商品日本ハネウェル(東京都港区)は28日、人体に有害な二酸化炭素ガスを検知して警告するガス検知器「BW Soloシリーズ」を発売すると発表した。

薬剤や食品などの低温輸送の需要が高まるなかで、作業員がドライアイスの気化で発生する二酸化炭素による健康被害をなくす狙い。消費スタイルの多様化や新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う宅配ニーズの高まりやワクチン輸送の発生など、低温輸送の機会が増えていることから、作業員への負担を軽減する取り組みとして注目を集めそうだ。

日本ハネウェルは、産業用ガス検知器の開発実績を生かして、化学プラントなど重工業での利用が多いガス検知器を低温輸送の現場に導入することを発案。二酸化炭素の濃度の高い環境では、酸素不足による窒息症状を引き起こし、脳や心臓などにダメージを与える可能性があることから、低温輸送や低温貯蔵機能を持つ物流施設の作業現場に、ガスを事前に検知し警告する機器を普及させることにより、作業員の安全を確保できると考えた。