ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

JR九州、熊本-博多間の新幹線荷物輸送を検討

2021年7月29日 (木)

ロジスティクス九州旅客鉄道(JR九州)は、九州新幹線を活用した荷物輸送の対象区間を広げる。ことし5月18日より実施している博多駅-鹿児島中央駅間に加えて、博多駅-熊本駅間でも新たに配送事業の展開を検討。8月10日に熊本駅から博多駅まで鮮魚や野菜などを運び、博多駅構内で発売する実証実験を行う。新型コロナウイルス感染症の拡大が続き旅客需要の回復が遅れているなかで、営業列車を使った貨客混載の取り組みが広がってきた。

実証実験は、熊本県産の「みやび鯛」「からし蓮根」「あか牛丼」などの商品を、熊本駅を昼前に出発する九州新幹線の車内販売準備スペースに載せて博多駅まで輸送。博多駅では、九州新幹線で直送した食材などを販売する特設店舗「つばめマルシェ@博多」の店頭に並べる。

JR九州は、実証実験の結果を考慮しながら、博多駅ー熊本駅間の荷物輸送の実現性を判断する。