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佐川とJR西・九州が連携し貨客混載の実証実験

みずほ604号で活車エビ輸送、串木野港から大阪へ

2021年9月24日 (金)

ロジスティクス佐川急便とJR西日本、JR九州の3社は24日、受託した荷物を山陽・九州新幹線で運ぶ貨客混載輸送の事業化に向けた検討を開始した、と発表した。鉄道輸送の定時性・速達性・ネットワーク性の高さを生かし、10月1日から九州の水産物を関西の飲食店に配送する実証実験をはじめる。

実証実験は、佐川急便の荷物を山陽・九州新幹線の車内販売準備スペースに設置して輸送するもので、駅間輸送はJR九州グループが鹿児島中央駅と博多駅間を、JR西日本が博多駅と新大阪駅間をそれぞれ請け負う。集荷先から駅までと、駅から配達先までの輸送は佐川急便が担う。大阪から九州への輸送も視野に入れる。

具体的には、串木野港で水揚げされた活車海老をみずほ604号に積載して大阪市福島区の飲食店「味処炭味家(たんみや)」に届ける。みずほ604号は鹿児島中央駅を8時50分に出発、新大阪駅には12時38分に着く。

▲実証実験のイメージ(佐川急便)