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丸新運輸が「LIS」に商号変更、価値創出狙う

2021年7月30日 (金)

社長に就任する岩瀬純子氏(出所:LIS)

財務・人事丸新運輸(東京都港区)は7月30日、商号「LIS」(リス)に変更すると発表した。同時に、岩瀬純子副社長が代表取締役社長に就任するトップ人事も決定した。ともに8月1日付。

丸新運輸は1950年8月の設立から71年間、貨物運送業を中心に倉庫業や産業廃棄物の収集運搬業も展開。2019年10月にはイーソーコ株式会社(同)と資本業務提携を結び、物流不動産ビジネスにも事業ポートフォリオを拡大している。こうした業態の多様化を推進するなかで、企業価値のさらなる創出を図る観点から、商号変更と社長交代に踏み切った。

新社長に就任する岩瀬純子副社長は、現在の岩瀬和夫社長の娘で、3代目の経営トップとなる。岩瀬和夫社長は会長職に就く。

新商号の「LIS」は、「リンケージ&レジット・インテリジェント・サービス」(連携による本物の付加価値サービス)の頭文字から取ったもので、「MINATO LIS EXPRESS」の呼称と木の実を運ぶリスのロゴマークは承継する。

丸新運輸は、早ければ2024年にも多目的倉庫の新社屋「LIS Terminal」の建設を予定。大手の寡占化が進む物流・倉庫業界における存在感の発揮が当面の課題となる。