マースク、越仏間のスポーツ用品輸送で専用列車

（出所：マースク）

国際海運大手のマースクはこのほど、スポーツ用品小売大手のデカトロン（仏）向けに、ハノイ（越）からリエージュ（ベルギー）までのコンテナ専用列車を手配し、越仏間で鉄道とトラックによる複合一貫輸送の提供を開始した。専用列車は現地時間7月29日にハノイ駅を出発しており、8月末までに仏・ドゥルジュとルーヴィニーの2拠点に商品が到着する見込み。

ベトナムでは、新型コロナウイルスの影響でコンテナが不足し、海上輸送のスペースが限られるなか、出荷要請を捌ききれないスポーツウェアメーカーの倉庫スペースがひっ迫しており、マースクはこの課題を解決するためにコンテナ専用列車とトラックによる複合一貫輸送を手配した。ことし9月までに追加で3本の専用列車を予定しているという。