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米C&W、つくばで物流施設を23年7月完成へ

2021年8月2日 (月)

拠点・施設不動産開発の米クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)は、2日、グループ傘下のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント(東京都千代田区)が茨城県つくば市で物流施設を開発する計画を発表した。3万平方メートル超の開発用地を取得して、物流施設の建築に着手。2023年7月の完成を目指す。首都圏を含めた広域アクセスの利便性を生かした施設運営を展開する計画だ。

今回の開発案件は「LFつくば新築計画」(仮称)として、シングルランプウェイ付きのマルチテナント型物流施設を開発する。開発地は筑波学術研究都市として整備が進められたエリアに属することから、住宅や商業施設、大学・研究機関などが集積。民間企業の各種施設も立地することから、物流施設の開発地として雇用確保やビジネス拠点の観点から優位性が高いと判断した。

開発物件は、外壁にサンドイッチパネルを採用し、断熱性と耐久性を確保。太陽光発電設備の設置を計画するなど、事業用不動産におけるサステナビリティを意識した仕様とするという。

対象地は、首都圏中央連絡自動車道(以下、圏央道)「つくば中央インターチェンジ(IC)」と常磐自動車道「桜土浦IC」からそれぞれ8キロメートルに位置しており、茨城県内の地域配送拠点だけでなく、首都圏や東北・信越方面への広域配送拠点としての需要を見込む。

■「LFつくば新築計画」(仮称)
所在地:茨城県つくば市さくらの森25-2
敷地⾯積:3万735平方メートル
延床面積:7万957平方メートル(予定)
用途地域:準工業地域
構造:地上5階建て、鉄骨造(予定)
着工:2022年4月(予定)
竣工:2023年7月(予定)