ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

大和物流、DXによる輸送・作業能力の強化を推進

2021年8月3日 (火)

ロジスティクス大和ハウスグループの大和物流(大阪市西区)は2日、物流現場におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の基盤整備に取り組むと発表した。消費スタイルの多様化や新型コロナウイルス感染症の拡大による宅配ニーズの高まりなどで、現場における物量増や少量多品種化が加速するなかで、物流業務の効率化が課題になっている。こうした課題の解決と物流サービスの付加価値向上のため、デジタル化を推進する。

「輸送」「作業」の2テーマで、デジタル化による機能強化を推進する。輸送能力の強化については、動態管理システムの導入による車両位置や運行状態の「見える化」を進める。道路状況を反映した配送指示を行うことにより、到着時間の予測精度を向上。集荷場所などでの待機を抑制する。配車管理もデジタル化することで、業務効率化を進める。

ルート組み実行画面(出所:大和物流)

作業能力の強化については、出入庫や在庫管理、流通加工などの物流現場業務のマニュアル化を推進。クラウド型の共有システムを導入することで、管理者の負担軽減や現場作業の品質確保につなげる。