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NTC、物流倉庫向けAI自動検品サービスを提供

2021年8月3日 (火)

サービス・商品NTC(東京都豊島区)は3日、AI(人工知能)の画像識別による物流倉庫向け自動検品サービスの提供を始めたと発表した。スマートフォンなどで撮影した画像に基づく自動検品で、物流現場の業務効率化を図る。消費スタイルの多様化や新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う宅配ニーズの高まりで、物量が増加している物流現場の業務改善に一役買いそうだ。

バーコードや品番が貼付されてなくても、荷物の本体画像から識別できるのが特徴。WMS(倉庫管理システム)に登録した品番と本体の品物、ピッキングリストが紐付くことで、自動ででの検品が可能となる。品名とピッキングリストの表記が異なる場合も、本体画像から称号判定が可能なため検品作業の人手や時間を削減できるほか、検品ミスも減らせるという。

検品作業は物流現場でも目視で行うケースがほとんどで、誤配につながる事例も少なくない。NTCが開発したこのシステムは、こうした現場の検品作業員の負担軽減策として、注目を集めそうだ。