配送先自動確認サービスをインフォプラスが導入

ロジスティクスデジタル地図開発のインクリメントP（東京都文京区）は3日、EC（電子商取引）サイトの配送先住所の記載ミスを自動でチェックできる「住所クレンジングサービス」が、ECサイト開発のインフォプラス（東京都新宿区）に採用されたと発表した。インフォプラスが開発・運用するECプラットフォーム「EC4U+」との連携により、大手家電グループ傘下のPC機器ECサイトに導入された。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う「巣ごもり需要」で利用が急増するECサイトをめぐる事業連携が広がってきた。

（出所：インクリメントP）

インクリメントPの「住所クレンジングサービス」は、ECサイトを利用する顧客が配送先住所を所定のフォームに入力する際に、記載内容の不足や誤りを自動で確認して画面で知らせる機能を搭載。配送先住所のミスを減らせることから、より的確な商品の配送が可能になるほか、サポート業務の効率化にもつなげられる。

ECサイトを通じた商品購入をめぐっては、配送先住所の記載ミスによる誤配や遅配、配達未達の事例が少なくなく、業務運営上の課題となっていた。こうした技術の普及により、ECサイト業界全体の作業効率の改善につながると期待される。