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商船三井がLNG燃料自動車船4隻発注、シフト加速

2021年8月4日 (水)

ロジスティクス商船三井は3日、環境負荷の低いLNG(液化天然ガス)を主燃料とする7000台積み自動車船4隻の新造船建造について、新来島どっく(愛媛県今治市)、日本シップヤード(東京都千代田区)の2社と合意したと発表した。クリーン代替燃料の導入戦略に基づくもので、2024年から段階的に導入する見込み。

商船三井グループはこれまでにも、LNGを燃料とする石炭船などの導入を進めてきたが、今後は自動車船についてもLNG燃料化を推進する。LNG燃料は従来の燃料油に比べて、二酸化炭素は25%から30%程度、硫黄酸化物は100%、窒素酸化物は85%の排出削減効果が見込め、商船三井は30年までにLNG燃料船を90隻投入するとしている。

今後はLNG燃料に加えて、実用化が進むバイオ燃料やアンモニアなどの次世代燃料を利用する環境対応船の投入に向けた準備を加速する考え。自動車輸送については「完成車のゼロ・エミッション輸送を新たな価値として提供する」としている。

(出所:商船三井)