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フェデックス、欧亜間のEC向け空輸網強化

2021年8月4日 (水)

ロジスティクスフェデックスエクスプレスは3日、極東アジアを出発地とする新たな空路4路線の開設を発表した。アジア太平洋地域におけるEC市場の拡大を受けたもので、2020年の同地域のEC売上高は2兆4500億米ドル(267兆円)と、世界のEC売上高の60%以上を占め、半数以上が越境ECを利用したという。

週3便の大阪-パリ線を開設するほか、中国-米国間では広州-オークランド線、広州-メンフィス線、北京-メンフィス線の3路線を開設。いずれも週5便でアンカレッジなどを経由し、北京-メンフィス線については大阪も経由する。

なお、同社は発表に際し「アジアの輸出需要はパンデミック前のレベルに急速に回復しており、新路線によって利用者は越境ECの可能性を最大限に活用できるようになり、アジア域内、太平洋横断、欧亜間の貿易の流れが強まる」とコメントしている。今回の新路線開設により、同社の太平洋横断航路、アジア内航路、ヨーロッパ航路の毎週の輸送量は合計で1400トンに上るという。