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アズープ、独自審査基準の車両リース事業を開始

2021年8月5日 (木)

産業・一般運送業界向けの中古車売買サイト「トラッカーズマーケット」を提供するAzoop(アズープ、東京都世田谷区)は5日、「独自の審査基準によるファイナンスリース」を開始したと発表した。同社の主な顧客である中小運送会社などの商用車両購入を支援する新たなサービス。同社はこれまでトラッカーズマーケットでは車両リースを行っておらず、顧客から要望があった場合に個別で対応していたが、今後は幅広く実施する考え。

アズープは、リースサービスの実施にあたり、「独自の3つの段階に分かれた審査基準」を設定。「他社で審査落ちした企業も、審査基準をクリアできる可能性が高まる」としている。リースによる車両調達が容易になることで、運送会社は金融機関からの借入枠を運転資金などに充て、効率よく活用できるようになるメリットが生まれる。サービスを利用する運送会社は、税金・車検代・自賠責保険・陸送料などを含む利用料を支払う。

なお、同社は今回のファイナンスリースの提供開始に先立ち、先月からは各車両のページの価格情報に月額のリース料金を併記してしている。また、リース期間を2年間から5年間の範囲で仮定し、支払いのシミュレーションができる「リース支払いシミュレーション機能」も追加した。

「トラッカーズマーケット」は5日時点で5500台の商用車両の情報を掲載。累計の掲載数は1万2000台に上る。掲載台数は直近の半年間で倍増しており、掲載台数の増加とともに、問い合わせ件数も1.6倍に増加しているという。