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横浜ゴム、市販用タイヤ好調で通期予想を上方修正

2021年8月12日 (木)

財務・人事横浜ゴムは11日、2021年12月期の通期業績予想を上方修正した。前回公表の予想数値について、売上収益を6400億円から6550億円に、事業利益を500億円から515億円に、営業利益を715億円から735億円に、親会社の所有者に帰属する当期利益を560億円から575億円に引き上げた。

主力のタイヤ事業で、高付加価値商品の拡販戦略の推進などによる効果で、国内と北米で市販用タイヤの販売が予想を上回るペースで好調に推移していることから、業績予想を引き上げることとした。

同日発表した2021年12月期第2四半期累計(1〜6月)連結決算は、売上収益が前年同期比27.7%増の3038億8800万円、事業利益が同12.9倍の263億2200万円、営業利益が同16.1倍の486億4900万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同29.4倍の369億3300万円となり、第2四半期累計決算としては3年ぶりの増収増益だった。

タイヤ事業の売上収益が前年同期比26.7%増の2110億1500万円となったほか、事業利益は162億7400万円で前年同期の20億1900万円の赤字から黒字に転換した。市販用タイヤが国内で冬用タイヤが好調だったほか、高機能タイヤの販売が順調に推移した。