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川崎重工、省燃費型ばら積運搬船を引き渡し

2021年8月17日 (火)

(出所:川崎重工)

ロジスティクス川崎重工業は16日、中国遠洋海運集団と共同で運営する南通中遠海運川崎船舶工程(NACKS)において、ASTRAEA MARITIME S.A.(アストレア・マリタイム・エス・エー)向けばら積運搬船「WORLD PROSPER」(ワールド・プロスパー)を引き渡したと発表した。

ワールド・プロスパーは、船首楼付き平甲板型で、穀類や石炭、鉱石などの貨物を搭載可能な7つの船倉を有する。省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を搭載するとともに、推進効率の高い形状のプロペラ、川崎重工業が開発したカワサキフィン付ラダーバルブとコントラフィン付セミダクトなど推進性能を高める技術を採用し、燃費の向上を実現できる仕様とした。

川崎重工業は、高機能な運搬船の開発力を示すことで、業界内での優位性を高めるとともに、企業価値向上を図る。

■「ワールド・プロスパー」の概要
全長:228.90メートル
幅:32.24メートル
深さ:20.20メートル
満載喫水:14.50メートル
航海速力:14.2ノット
総トン数:4万3987トン
載貨重量:8万2065トン
貨物倉容積:9万7760立方メートル