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川重、省燃費型ばら積運搬船を中国船社に引き渡し

2021年10月21日 (木)

荷主川崎重工業は20日、中国遠洋海運集団と共同運営している大連中遠海運川崎船舶工程(DACKS、大連市)において、中国のSPDB Financial Leasing(エス・ピー・ディ・ビー フィナンシャル リーシング、上海市)向けばら積運搬船「BBG GUILIN」(ビー・ビー・ジー グイリン)を引き渡したと発表した。

BBG GUILINは船首楼付き平甲板型で、穀類や石炭、鉱石などの貨物を搭載可能な5つの船倉を有する。各ハッチカバー間の船体中心線上に4基の30トンデッキクレーンを装備し、荷役設備のない港湾でも荷役作業が可能な仕様とした。

省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を搭載するとともに、推進効率の高い形状のプロペラ、川崎重工業が独自開発したカワサキフィン付ラダーバルブおよびコントラフィン付セミダクトなど、推進性能に寄与する技術を採用し、燃費の向上を図る。

■BBG GUILINの概要
全長:199.90メートル
全幅:32.24メートル
深さ:18.60メートル
総トン数:3万4584トン
航海速力:14.5ノット
載貨重量:6万1189トン
貨物倉容積:7万7539立方メートル