「プチプチ」と保冷剤によるワクチン輸送箱が登場

▲アイスエナジー プチボックス（出所：川上産業）

サービス・商品「プチプチ」の名称で知られる気泡緩衝材を製造する川上産業（東京都千代田区）と、低温保冷剤「アイスエナジー」を製造するアトム技研（名古屋市中村区）は18日、共同開発したワクチン短距離輸送用保冷ボックス「アイスエナジープチボックス」を発表した。断熱性能に優れるプチプチと低温保冷剤を組み合わせたもの。

同商品は緩衝材の「アルミプチバッグ」と保冷剤の「アイスエナジースリーブケース」、外箱、バイアルケースなどで構成。バイアルケースと保冷剤をセットした内箱を緩衝材で包み、外箱にセットして使用する。

アイスエナジーは一般的な保冷剤よりも凍結状態を30％長く維持することから、ボックス内は8度以下の状態を22時間保つことが可能。板材にはプチプチの技術を応用した「プラパール」を使用しており、箱内の冷気を逃がしにくいという。

価格は税抜4000円。一般的なワクチン輸送ケースには2万円を超える商品もあることから、同社は価格の低さについてもアピールしている。

■商品概要
外箱サイズ：372ミリ×232ミリ×高さ231ミリ
全体重量：1.6キロ
保冷剤容量：600グラム×2個
利用用途：ワクチンの近距離輸送