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港湾・物流の機器車両市場、30年には1兆円超に

2021年8月20日 (金)

ロジスティクスグローバルインフォメーションは19日、港湾や物流現場で稼働するロボットなどの「機器・車両」の世界市場について、2020年からの10年間で年率5%のペースで成長し、2030年には97億米ドル(1兆650億円)に膨らむとの予測をまとめた。

消費スタイルの多様化や新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う宅配ニーズの高まりで、物流現場で取り扱う荷物量が増加すると想定。途上国の経済成長で港湾における輸出入貨物の取扱量も増加傾向を示すとみられることから、港湾や物流現場での機器車両の導入は先進的な自律型システムを中心に加速するとした。

港湾を含めた物流業界は、荷扱量の増加に対応するための施策として、自律的な物流機器・車両を積極的に導入する動きを強めている。港湾・物流機器車両を扱う企業も、こうした動きに対応するため、現場業務の効率化の推進を支援するロボットや各種システムの開発を加速しており、今後もこうした取り組みはさらに加速すると予測している。既存の機器や車両についても、技術的な改良が進み、より効率的な運用が可能な仕様が進むと考えられる。