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世界自動マテハン機器市場、26年に8.4兆円に

2021年8月30日 (月)

調査・データグローバルインフォメーションは30日、自動マテリアルハンドリング(マテハン)機器の世界市場について、2020年からの6年間で年率13.1%のペースで拡大し、2026年には763億米ドル(8兆4000億円)になるとの予測を発表した。消費スタイルの多様化や新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う「ニューノーマル」時代の定着を見据えて、物流現場における自動マテハン機器の需要は今後、右肩上がりで推移するとした。

同社は、今後の産業界で起きる変革の一つとして、物流やサプライチェーンにおける効率化と高機能化の伸長を指摘。機器やシステムの「稼働していない時間」の圧縮や人件費の削減、製造と輸送の効率的な連携による投資効果の早期獲得を目的として、自動マテハン機器の活用が物流現場を中心に急速に広がるとした。

さらに、AI(人工知能)やSLAM(Simultaneous Localization and Mapping、自己位置推定と環境地図作成を同時に行うこと)、モノのインターネットなどの新興技術の統合によって革命的に変化していくとも予想した。