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拠点・施設メガネやサングラスなどのアイウェアを企画・製造・販売するジンズ（JINS、東京都千代田区）は9月1日、大阪府茨木市に国内2か所目の物流拠点として「大阪倉庫」を開設する。事業拡大に伴うBCP（事業継続計画）などが目的で、物流拠点を関東と関西の2か所に設けることで自然災害などによるリスクを分散するほか、倉庫から店舗への商品配送距離を短縮することで、配送時の二酸化炭素排出量を年間で20％削減するとしている。
同社はこれまで、千葉県柏市に「柏倉庫」を構え、3PLサービスを提供する日立物流首都圏（千葉県柏市）とともに運営。1施設のみで、海外工場からの商品入荷から全国の店舗やEC利用者への商品配送までの全てを行っていたが、自然災害発生時のリスク回避や、今後の事業拡大などを考え、新たな物流拠点を新設したという。
大阪倉庫は、日立物流西日本（大阪市此花区）が大阪府茨木市に所有する物流施設の2階部分を使用。敷地面積は3665坪（1万2116平方メートル）、延床面積は6300坪（2万826平方メートル）で、海外工場からの商品入荷や、北陸・東海エリア以南の店舗などへの商品配送を担う。これまで配送に2日間以上を要していた四国・中国・九州エリアには、1日で商品を配送できるようになる。
JINSは日本全国で400店以上を展開するほか、中国や香港、台湾、米国などでも事業を展開している。オンラインショップでは、全国に送料無料で商品を発送している。
