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TBM、横須賀で廃プラ再生プラントPJ 始動へ

2021年8月30日 (月)

環境・CSRTBM(東京都中央区)は30日、「横須賀市ゼロカーボンシティ」を宣言した神奈川県横須賀市で、使用済みのLIMEX(ライメックス、従来の紙製品やプラスチック製品の代わりとなる新素材)や廃プラスチックを回収し再生する国内最大級のリサイクルプラントのプロジェクト(PJ)を始動すると発表した。2022年秋に稼働予定のプラント設立を契機として、LIMEX製品のさらなる普及促進とプラスチックを巡る循環型経済の実現に向けて、資源循環モデルの構築に取り組む。使用済み素材の回収業務の効率化にもつながる取り組みとして、注目を集めそうだ。

リサイクルプラントのプロジェクトの概要(出所:TBM)

ライメックスは、TBMが開発した素材で、炭酸カルシウムを50%以上含む複合材料。紙やプラスチックの代替素材として注目されている。

TBMが今回プロジェクトを始動するプラントは、使用済みのLIMEXやプラスチックを焼却せずに自動選別して洗浄し、LIMEX製品や再生プラスチック製品の材料となる再生ペレットを製造する。国内では廃プラスチックの多くが焼却されエネルギー回収されているが、このプランでは焼却せずに原材料として再利用することで、CO2排出や天然資源消費の抑制を目指す。