拠点・施設鴻池運輸は30日、大阪港の人工島・舞洲(まいしま、大阪市此花区)で建設を進めていた鋼材・重量物の沿岸荷役・保管・配送拠点となる輸出入専用の新倉庫「舞洲鋼材流通センター」が完成したことを明らかにした。2020年6月に着工したものの新型コロナウイルスの影響を考慮して工事を一時中断。同年9月に再開していた。
大阪港近隣の鋼材・重量物を主に扱う当社倉庫の一部で満床状態が続いていることから、アジア諸国向けの輸出業務や主に韓国からの鋼材輸入業務の増加も期待する。
敷地面積は7200平方メートル、上屋面積は3900平方メートルで、隣接する岸壁の面積は3600平方メートル。上屋には天井クレーンやクローラクレーン、フォークリフトを配備する。
隣接岸壁は水深7.5メートル、広さ30メートル✕120メートルで、最大5000トン船まで接岸できる。外航船と内航船を問わず、船舶を利用した鋼材などの重量物や長尺物、機械類の大量輸送に対応する。