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鴻池運輸、11億円投じ舞洲に海上輸送対応の新倉庫

2020年10月13日 (火)

ロジスティクス鴻池運輸は13日、大阪港の人工島・舞洲(まいしま、大阪市此花区)の7193平方メートルの敷地に、鋼材・重量物の沿岸荷役・保管・配送拠点となる輸出入専用の新倉庫を開設する、と発表した。6月に着工した後、新型コロナウイルスの影響を考慮し一時、工事を中断していたが、9月に再開。2021年8月の竣工を見込む。投資額は11億円。

新倉庫の開設に至った経緯について、同社は「大阪港近隣の鋼材・重量物を主に扱う当社倉庫の一部で満床状態が続いている」こと、「アジア諸国向けの輸出業務や主に韓国からの鋼材輸入業務の増加も期待される」ことの2点を挙げる。

上屋面積は3942平方メートルで、隣接する岸壁の面積は3600平方メートル。上屋には30トン、20トン、15トンの天井クレーン合わせて3基、クローラクレーン1基(200トン)、フォークリフト6台(30トン1台、16トン2台、5トン3台)を配備する。

隣接岸壁は水深7.5メートル、広さ30メートル✕120メートルで、最大5000トン船まで接岸できる仕様。外航船、内航船問わず、船舶を利用した鋼材などの重量物、長尺物、機械類の大量輸送に対応する。