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日本システムウエア（NSW）は1日、米国の自動認識機器メーカーであるゼブラテクノロジー（イリノイ州）のIoT温度センサー3製品を日本国内で販売すると発表した。取り扱うのは「S-400」「M-300」「M-300P」の3機種で、これらを活用したIoT温度管理サービス「Temptime」（テンプタイム）も併せて提供する。
国内では、医薬品の適正流通手順（GDP）のガイドラインに沿った温度管理や、新型コロナウイルスワクチンへの対応、食品事業者はHACCPに適合した衛生管理や冷蔵物流・保管の状況監視が求められるなか、低温物流の需要が高まっているが、コールドチェーン輸送はコストが高く、効率や品質の維持が課題となっている。
そこで、NSWはテンプタイムを提供することで、輸送物や保管物の品質を維持したまま庫内の温度状況を自動監視できるよう事業者を支援する。このサービスはブルートゥース接続したIoT温度センサーの情報を取得し、スマートフォン、ウェブブラウザから24時間365日リアルタイムで監視し、管理画面で閾（しきい）値、アラーム音、メール送付などを使って異常を検知するもので、これに必要なセンサーとして、ゼブラの高精度な製品を採用することにした。センサーは1個9000円で販売する。
3機種のセンサーのうち、S-400は貨物とともに格納できるコンパクト設計が特徴で、開梱せずに継続的な温度管理が可能。M-300と300Pは防水・防塵性能を備え、コンテナ輸送や保管中の幅広い温度管理に適している。
