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テラドローン、三井物産と運航管理PF開発へ

2021年9月6日 (月)

ロジスティクステラドローン(東京都渋谷区)は6日、三井物産、三井物産エアロスペースの2社と、市場調査や事業創出に向けた業務提携を締結したと発表した。3社共同による取り組みの第一弾として、ドローンやヘリコプター、次世代の「空飛ぶクルマ」などのエアモビリティに関する「統合運航管理プラットフォーム(PF)事業」の実証実験を行う。

将来の都市部の低空域において、多種多様な機体が飛行する状況を想定し、安全かつ効率的な飛行を実現するための運航管理機能などを検証する。実証実験は大阪府の2021年度事業「空飛ぶクルマの実現に向けた実証実験」に採択されている。

テラドローンは16年に創業したドローン開発企業で、各産業向けに自動飛行システムや運航管理システムを開発。世界的なドローン市場調査機関のドローン・インダストリー・インサイツによる「ドローンサービス企業世界ランキング2020」では、産業用ドローンサービス企業として世界1位に選ばれている。

低空域を飛行するエアモビリティの運航管理については各社が開発や実証実験を進めており、ことし6月には住友商事なども、多数のエアモビリティの飛行を量子コンピューターによってリアルタイムで制御する実証実験の計画を発表している。

住友商事など、量子技術で複数ドローン制御へ