トヨタ、電動車増産へ車載電池に1.5兆円投資

荷主トヨタ自動車は7日、電気自動車（EV）やハイブリッド車（HV）などの電動自動車に使用する車載電池の開発や増産に向け、2030年までに1兆5000億円を投じる計画を発表した。1台あたりの生産コストを引き下げるために、電池のコストを50％に圧縮する。

出所：トヨタ自動車

電池の安定的な調達に向けては、パナソニックと共同で出資する、車載電池の生産子会社としてプライムプラネットエナジー＆ソリューションズ（東京都中央区）などが取り組んでいるが、日本や中国のパートナーとの連携も強化することにより、新たな協力体制を構築する。

出所：トヨタ自動車

世界的な脱炭素の動きに合わせて、トヨタは30年に世界で販売する1000万台のうち800万台を、ハイブリッド車を含む電動車とする考え。内訳はハイブリッド車が600万台、全く二酸化炭素を出さないバッテリー車や燃料電池車が200万としている。