鈴与、AI-OCR機能で請求書仕訳をスムーズに

サービス・商品鈴与は8日、請求書支払処理業務の効率化のためのソリューション「請求書仕訳支援クラウド」の提供を開始したと発表した。AI（人工知能）を活用して画像から文字を認識しデータ化する「AI-OCR」機能と、鈴与グループが開発した、会計仕訳処理に必要な情報を自動判定する「仕訳システム」を組み合わせたもので、経理業務を自動化・効率化する。

▲サービス概念図（出所：鈴与）

一般的に請求書の支払処理業務では、受領した請求書から取引先コードや勘定科目コードなどを目視で判断する作業を伴う。経験や勘に依存しがちで属人化につながりやすい、これらの業務を標準化することにより、担当者の変更時などにも作業の品質を維持しやすくする。

▲利用イメージ（出所：鈴与）

請求書仕訳支援クラウドでは、PDFファイル化された請求書から、必要な情報をAI-OCRと仕訳システムが自動的に抽出し、支払処理に必要なデータに変換。経理担当者は入力作業から解放され、請求内容を確認するのみとなる。請求の重複、発注内容との相違、請求金額の変動なども自動的に確認する。

同社は、取引先からの請求書の受領を代行するサービスも提供。請求書仕訳支援クラウドと併用することで、全ての請求書処理業務をリモートワークで実施できる体制を構築できるとしている。