物流向け脱炭素基礎講座、1回10分で受講しやすく

イベントフジテックス（東京都新宿区）は9日、物流企業向けの脱炭素基礎講座を10回に分けてオンラインで開催すると発表した。物流企業の「幹部・経営企画・営業部署」が受講対象で、脱炭素の歴史的背景や政策、脱炭素に対するグローバル企業・国内企業の具体的な動き、物流企業が果たせる役割を学ぶことができる。

1回の講座を10分とコンパクトにまとめ、受講者が通勤時間や休日の隙間時間を活用して視聴できるようにする。同社は「サプライチェーン全体で物流企業が果たせる役割、提供できる価値はこれまで以上に大きくなってきている。脱炭素の基礎知識・情報を基に、新たなサービスモデルの構築、荷主への提案の切り口として活用してもらうことで、営業の差別化、荷主企業との関係構築につなげてもらうのが狙い」と開催の意図を説明。

今後は製造業、小売業向けにも脱炭素のセミナーを展開し「脱炭素への取組みを強化していきたい荷主企業と物流企業とのマッチング」も視野に入れる。受講料金は30万円で、最大30人まで視聴可能。

■主な講座内容
「なぜ脱炭素なのか」
構成：10分×2回
講師：前川統一郎氏（国際航業上級顧問）

「カーボンニュートラルとは」
構成：10分×2回
講師：鈴木修一郎氏（ウェイストボックス代表取締役）

「脱炭素をめぐる国内外の政策メガトレンド」
構成：10分×2回
講師：段野孝一郎氏（日本総合研究所リサーチ・コンサルティング部門ディレクタ/プリンシパル）

「脱炭素を企業の成長機会に」
構成：10分×2回
講師：石田建一氏（JCLP顧問、工学院大学評議委員、再生可能エネルギー協議会理事、日本国土開発エグゼクティブアドバイザー）

「物流業界の基礎動向」
構成：10分×2回
講師：段野孝一郎氏、鈴木修一郎氏