ダイアログ、物流特化型営業組織改善ツールを展開

サービス・商品クラウドWMSを提供するダイアログ（東京都品川区）は14日、物流企業に特化した営業組織改善プログラム「SALESCORE」（セールスコア）を開発し、サービスの提供を開始したと発表した。

プログラムは、営業組織向けプログラムを手がけるBuff（バフ、渋谷区）と共同で開発したもので、物流業界の営業組織に特化した改善プログラムとして提供し、業界で営業活動や営業組織の構築に課題を抱える企業の支援を強化する。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴いD2Cビジネス拡大やEC化が進み、物流業界へのニーズが多様化するなか、同社は「商談数を増やしながらも、多様化する顧客ニーズを的確に把握するためには、営業組織に所属しているメンバー全員が、同じ水準で活動できる仕組みづくりが重要なポイント」だとして、企業ごとに異なる営業ニーズへの対応が重要になるとの考えを示す。

ダイアログでは「バフのプログラムを導入後、メンバーによっては商談の数が3倍にまで増えるなどの効果を得ることができた」として、自社製品がターゲットとしている物流業界に特化した形で、バフと共同でプログラムをアレンジ。必要な機能を選んで利用できるインターネットベースのシステム（SaaS）として提供する。

具体的には、スタートアップから大手企業までダイアログが幅広い業種の支援実績をもとに導き出した営業組織理論である5Sモデルをベースに、物流領域特有の視点を取り入れ、荷主業種などに応じたカスタマイズにも対応する。また、単にロールプレイングを行って情報やスキルを取得するだけでなく、導入企業の課題に沿った制度、仕組みを策定して「最短で組織に浸透させ、再現性のある組織作りを行う」としている。

▲5Sモデルのイメージ（出所：ダイアログ）