ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日野自と三菱ロジスネクストがリコール届出

2021年9月15日 (水)

行政・団体国土交通省は15日、日野自動車と三菱ロジスネクストの2社から、リコール(回収・無償修理)の届出があったと発表した。

日野自動車の「プロフィア」は、2017年6月5日から21年9月1日までに製造した28型式・計3万4588台が対象。原動機のエンジン制御プログラムが不適切なため、高負荷連続走行中の速度抑制装置が作動する条件下で、異常燃焼が発生する可能性がある。エンジン制御プログラムを対策仕様に修正するほか、車両稼働データを確認し、高負荷での稼働時間が長い車両は、コンロッド一式を新品に交換する。部品の準備に時間を要するため、高負荷での稼働時間が長い車両から順次交換作業を行う。不具合件数は214件で、部分焼損事故1件が報告されている。

三菱ロジスネクストのリコールは、ニッサンフォークリフトなど4社が1996年1月5日から2019年12月7日までに製造した、フォークリフトなどの業務用車両が対象で、計112車種、計617台。フォークなどの作業装置の組み合わせなどに伴い、高さや幅などの寸法や窓ふき器と灯火器の取付要件について、保安基準に適合しない恐れがある。寸法要件を満足する作業装置と交換するほか、窓ふき器を備えた前面ガラスに交換するなどの措置を講じる。不具合や事故の報告はない。