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ニッカン、創立50年機に液物廃棄物運搬車を導入へ

2021年9月17日 (金)

▲10トンバキュームローリー車(出所:ニッカン)

ロジスティクス産業廃棄物運搬業のニッカン(茨城県日立市)は16日、2022年3月24日の創立50周年を祝う記念車両として、液物廃棄物を収集運搬する10トンバキュームローリー車を導入したと発表した。2022年4月1日の納車を予定している。

産業廃棄物処理業界は、カーボンニュートラルの機運が高まるなかで大きな変革期を迎えている。運搬時における排出ガス削減や、環境対応車両の導入など、対応すべき課題は山積している。

ニッカンは創立50周年を迎えるにあたり、廃油や廃酸、廃アルカリといった液物産業廃棄物の収集運搬と処理、再生事業に力を注いでいく方針だ。その手段として、今回の10トンバキュームローリー車の導入を決めた。新車両はオールステンレスタンクのため、多種多様な液物廃棄物に対応可能だ。

ニッカンの稲葉淳・代表取締役は「昨今は、廃棄物を単純に処理すればよいという時代ではなくなり、脱炭素社会の実現に向け私たちは変革の時期を迎えている。地球全体の課題ともいえる脱炭素化への取り組みには廃棄物処理業界全体で協力することが必要不可欠であり、同業者間で協力することにより排出事業者に寄り添った最適なリサイクル・処分の提案が可能になる」と話している。