全国港湾労組、定期大会で5項目の宣言を採択

ロジスティクス全国港湾労働組合連合会は、愛知県豊橋市で開催した「第14回定期大会」の内容を発表した。持続可能な港湾運送事業の発展と魅力ある港湾労働をめざす2021年度方針を確立するとともに、大会宣言を採択した。

産別労使関係の再構築と産別協議体制の堅持を基本に、認可料金制度の復活と適正料金収受▽港湾倉庫・特定港湾倉庫指定による職域拡大の取り組み▽非効率な石炭火力発電の老朽施設の休止・廃止に対する雇用・職域の取り組み▽機械化・自動化による港湾の体制的合理化への反対、を盛り込んだ運動方針をまとめた。

それを踏まえた今後の活動方針として、港湾労働者の雇用と職域を確保するための産別協定遵守の取り組み強化▽安全・安心な職場づくりを目指した労働環境整備と労働条件改善の取り組み強化▽政府・資本が推進する機械化・自動化、港湾の体制的合理化への反対▽憲法改悪と民主主義破壊に反対し、国民が平和に暮らせる取り組みの推進▽ITF（国際運輸労連）と連携した国際連帯の取り組みの強化・推進、の5点を掲げて、港湾労働者が一致団結して港湾産別運動のさらなる発展につなげるとの宣言を採択した。