日本ハネウェル、バーコード判読特化型カメラ発売

日本ハネウェル（東京都港区）は28日、バーコード読み取りに特化したコンパクトカメラモジュールを発売すると発表した。VGAグローバルシャッターセンサを搭載し、バーコード読み取り用カメラとして非常に鮮明な画像を撮影することができ、同時に高速で移動する物体のバーコードも正確に読み取れる。物流をはじめ製造や小売の現場業務において、商品の入出荷や仕分けをはじめ、幅広い業務に活用できそうだ。

サービス・商品バーコード解読用デコードボードを取り外すことによってスリム化を実現し、幅広い温度環境下であらゆるバーコードや2次元コード、OCRフォントを判読できる能力を持つことから、冷凍など厳しい作業環境でも対応可能な業務モバイル端末などに最適なカメラモジュールだ。

物流をはじめとする現場業務でDX（デジタルトランスフォーメーション）化による効率化・最適化が注目され業務のIT化に拍車がかかるなかで、作業現場でのモバイル端末導入が進み、作業の効率化や業務の可視化、トレーサビリティ確保などを推進する企業が年々増加している。バーコードやQRコード、OCRフォントの高速・正確な読み取りであり、作業効率化実現の大きな要素になっている。日本ハネウェルの今回のカメラモジュール開発は、こうした背景を受けた取り組みだ。