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日米欧、コロナサミット受けワクチン追加提供へ

2021年9月28日 (火)

国際日本ユニセフ協会は、米国で開催された新型コロナウイルス感染症に関する首脳国サミットに参加した各国が、世界保健機関(WHO)などが主導するワクチン供給プロジェクト「COVAX」(コバックス)を通じて、低所得国などにワクチンを追加提供する、と発表した。

加速するコロナ禍の終息には、すべての国へのワクチンの公平な提供が必要不可欠との考えに基づく取り組みだ。サミット主催国の米国は5億回分のファイザー製ワクチンの追加提供を約束。米国がCOVAXを通じて提供するワクチンの総量は11億万回分に上る見通しで、追加分は来年1月から利用できるようになる。欧州連合(EU)も、来年半ばまでに5億回分のワクチンを提供すると発表した。

そのほかには、日本が6000万回分、スペインが750万回分、イタリアが3000万回分のワクチン提供を約束。そのほかにも複数の国々が、ワクチン提供や資金提供を名乗り出た。コバックスはこれまでに、142か国に3億回分以上のワクチンを提供している。