ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

COVAX、100か国以上にワクチン3800万回分を供給

2021年4月9日 (金)

▲COVAXより供給されアフガニスタンの空港に到着したワクチン(出所:ユニセフ)

国際日本ユニセフ協会によると、世界保健機関(WHO)などが主導する新型コロナウイルス感染症ワクチン供給の国際的プロジェクト「COVAX」(コバックス)は2月24日から4月8日までの間に、102か国に3839万回分のワクチンを輸送したと発表した。供給した国のうち61か国が低所得国。

ユニセフによれば、世界有数の人口を擁するインドでのワクチン需要の高まり、製薬企業による製造プロセス変更などにより、3月以降は一部で納入の遅れが見られたものの、ことしの前半のうちに希望する全ての国へのワクチン供給が見込めるという。2021年に供給するワクチンは少なくとも20億回分に上る見通し。

なお、ユニセフは発表に際し「COVAXパートナーの活動は素晴らしいが、世界的な展開を加速しなければならない。各国政府がパートナーと協力し、ワクチンの輸出を制限する直接的・間接的な措置を撤廃するなど、供給量を増やすために必要な措置を講じる必要がある」とコメントしている。