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ニューテック、部品供給不足で2Q累計予想引き下げ

2021年9月30日 (木)

財務・人事ニューテックは、2022年2月期第2四半期累計期間(ことし3月から8月まで)の連結業績予想を下方修正した。ことし7月6日公表の前回予想数値について、売上高を14億4900万円から12億8500万円に、営業利益を1億2600万円から1億1500万円に、経常利益を1億2600万円から1億2300万円に、親会社株主に帰属する四半期純利益を8900万円から7700万円にそれぞれ引き下げた。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴うサプライチェーンへの影響が業績見通しにも暗い影を落とした格好だ。

コロナ禍を受けた世界的なリモートワークの普及に伴うスマートフォンやパソコン、サーバーなどの需要拡大に加え、自動車メーカーのサプライチェーンの混乱などから世界的に電子部品の需給がひっ迫。ニューテックは、電子基板をはじめとする電子部品の供給不足により製品の納期が長期化している影響を受けて、第2四半期の受注済み製品の出荷遅延が発生したことが下方修正の要因だ。

販売製品群の一定の利益率確保や、従来の対面型イベントやセミナーに替わるオンライン開催の積極展開などによる経費削減により、利益への売上高減少の影響を最小限にとどめた。

第3四半期以降は、電子部品の在庫確保と営業活動強化に努める方針であることから、22年2月期の通期連結業績については、従来予想を据え置く。