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アルプス物流、電子部品物流が好調で通期上方修正

2022年1月28日 (金)

(イメージ)

財務・人事アルプス物流は28日、2022年3月期の通期連結業績予想を修正したと発表した。2021年4月30日公表の前回予想について、売上高を1052億円から1120億円に、営業利益を48億円から56億5000万円に、経常利益を47億円から54億5000万円に、親会社株主に帰属する当期純利益を28億円から31億5000万円にそれぞれ引き上げた。

電子部品物流事業において、通信・情報機器や車載関連向けを中心に半導体や電子部品需要が増加し、貨物取扱量が期初の想定以上に増加していることから、業績予想の修正に踏み切った。

併せて、2022年3月期の配当予想も修正。期末配当を1株当たり13円から17円に増額。第2四半期末配当13円と合わせて、年間配当は30円となる。

同日発表した2022年3月期第3四半期累計連結決算は、売上高が前年同期比17.9%増の853億7500万円、営業利益が46.6%増の47億3400万円、経常利益が41.8%増の45億7200万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が39.6%増の26億6000万円で、第3四半期では5年ぶりの増収増益となった。

主力の電子部品物流事業で、通信・情報機器向け需要の増加や自動車の電動化を受けて、電子部品の需要が増加。国内外ともに保管や運送、輸出入の事業において増収となった。国内幹線便ネットワークの再編や保管事業におけるIT化の推進、入出庫業務の効率化などで収益力を高めた戦略も奏功した。