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ゼロ6月期予想修正、燃料高響き利益予想引き下げ

2022年5月12日 (木)

財務・人事ゼロは12日、2022年6月期の通期連結業績予想を修正すると発表した。21年8月5日公表の前回予想数値について、売上収益を950億円から1020億円に、営業利益を47億5000万円から40億5000万円に、親会社株主に帰属する当期純利益を32億円から27億円にそれぞれ修正した。

マレーシア向け中古車輸出事業が好調に推移したことに加えて、バイオマス発電燃料荷役事業が本格的にスタートしたことなどにより、増収となる見通しだ。一方で、当初想定を大きく上回る水準で燃料単価や海上輸送の燃料サーチャージが高騰したことにより、車両輸送原価が大幅に上昇。さらに新型コロナウイルス感染拡大や半導体の供給制約に伴う自動車減産の影響により、車両輸送の受託台数が減少したことから、原価低減活動や効率化の効果を上回ると判断。利益予想については下方修正した。

ゼロが12日発表した2022年6月期第3四半期累計連結決算は、売上収益が前年同期比11.0%増の765億2300万円、営業利益が30.9%減の29億600万円、親会社の所有者に帰属する四半期純利益は34.4%減の19億600万円だった。

港湾荷役事業はバイオマス発電燃料荷役事業が本格的にスタートしたのに加えて、運輸・倉庫事業も新規顧客の獲得も奏功。一般貨物事業全体で増収となった。運輸・倉庫事業は料金改定や不採算事業からの撤退に加えて、新規顧客獲得も業績に貢献したことから、一般貨物事業全体で増益となった。