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佐川グローバルロジ、産廃管理一元化で実効性向上

2021年9月29日 (水)

▲リサイクルステーション(出所:佐川グローバルロジスティクス)

ロジスティクスSGホールディングスグループでロジスティクス事業を展開する佐川グローバルロジスティクス(東京都品川区)は29日、関東の自社物流施設24拠点から排出される産業廃棄物の管理業務を本社に一元化したと発表した。マニフェスト(産業廃棄物管理票)の電子化による法令順守体制の強化や事務作業の効率化を図るとともに、リサイクル率の促進や見える化、回収車両の抑制を実現した。

各拠点が個別に実施していた廃棄物処理業者の選定や廃棄物管理業務を本社に一元化。廃棄物として処理していた備品類のリユース、各拠点に新たに細分化したリサイクルステーションの設置、従業員に対する分別のレクチャーなど、様々な取り組みを同時に実施することで、リサイクル率を95%に高めた。

さらに管理業務を本社で一括することで、今まで各拠点で手配していた廃棄物回収車両を集約し、各拠点間の産業廃棄物のミルクラン回収を可能にした。車両台数の削減が可能となり、CO2排出の抑制にもつなげた。

現在、全国に順次エリア拡大を進めており、2021年度はリサイクル率の向上に加えて廃棄物の総量を前年比で60トン削減する目標を設定している。

SGホールディングスグループは、中期経営計画の重点施策としてSDGsへの貢献を掲げ、グループ各社でさまざまな取り組みを推進している。佐川グローバルロジスティクスは、産業廃棄物のリサイクルを推進することで、循環型社会の実現に貢献していく。