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中小フォワーダー向け案件管理システム発売

2021年9月30日 (木)

サービス・商品フォーカスシステムズ(東京都品川区)は10月1日、中小フォワーダー向けクラウド型案件管理サービス「ビヨンド・ザ・ブック」の販売を開始する。

このサービスを利用することにより、荷主は輸送状況を把握できるようになる。フォワーダーは、クラウド上で蓄積・管理された顧客ごとの輸送データからそれぞれに適した輸送案を提案したり、データを活用して自社サービスの付加価値を高めたりといった取り組みが可能になる。

▲Beyond TheBookの一部機能イメージ(出所:フォーカスシステムズ)

貿易を手がける事業者の8割を占める中小フォワーダーの登録数は近年、増加傾向にあるが、運輸業界のIT導入率は45.5%と低く、デジタル化を進めるには地検と高額な導入費用が過大となっていた。そこで、同社は売り切り型でなく定額支払い制を採用して導入障壁を引き下げ、中小フォワーダーが利用しやすいよう配慮。2022年の改正関税法施行に伴う電子帳簿保存法への対応も計画している。

同社は「本サービスを足掛かりに海外への事業展開も視野にいれ、海外での顧客の獲得はもとより、フォワーダー業務とも深く関わる通関・陸送従事者などを広くステークホルダーと捉え、ソリューションの改善・拡張を重ねていく」と意気込む。